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岩見沢市栗沢町 のどかな山間の奥に 地元の人に長く愛された温泉がありました。 栗沢温泉 1909年(明治42年)に発見され開湯から100年、開業されてから53年もの歴史ある温泉です。 年季の入っている建物ですが、内装はきれい。親しみのある民宿に来た感じ。 食堂とあるけれど使われてはおらず。ラーメンや蕎麦を注文し、大広間で食べる事ができる。 脱衣所 すべてに年季が入ってますね 熱気でレンズに天然フィルターかかっていますが、浴槽はとても小さくて6人ほど入ったらギュウギュウな感じ 奥にある小さな浴槽は水風呂。こちらは一人しか入れません。 ここの温泉が人気なのは、やはりこの泉質の良さ。トロットロで、すべすべになります! 泉質は単純硫黄冷鉱泉で無色透明。冷泉なので加温していますが、空知では数少ない源泉掛け流しの湯。 アトピーも治るということで、遠くから通ってくる人も多かったらしい。 壁から出ているもうひとつの蛇口からは、冷たいままの源泉が出てくるので、飲むことも出来ます。 水風呂の方も、もちろん源泉のまま! 洗面は2ヶ所で、隣の男湯との壁がブロックのガラスで、浴槽の壁はくもりガラス。 湯船は男湯と繋がっているので、お湯だけは、ほぼ混浴。下に柵があるので覗いたり潜りこまれたりする心配はない。 通常、女風呂からしかドアは開かないものですが、ここは男風呂からもドアは開けれるとのことなので(笑) ちょっとスリリングな気分で入浴したけども、お湯が良ければ、それくらいの設備は気になりません。 この日はいつもに増して沢山のお客さんで賑わっていました。 なぜなら・・・休業してしまうんです。 最後にと入りに来るお客さんが絶えませんでした。何十年ぶりにこんなに混んだよ。と、店主の方も笑っている。 客が高齢化して入浴回数が減り、燃料の高騰も廃業への拍車をかけました。 浴槽が男湯と女湯で繋がっているため、作り直さねば営業させないと温泉協会?に言われたとかいう噂も聞きましたが 嫌だったら入りに行かなければいいことなので、何十年と続けてきたカタチをなぜ今問われなければいけなかったのか、疑問だよね。 こうして愛されてきた秘湯が消えてっちゃうんだね。かなしいよ。。 休憩所はとても広くて、お弁当やお漬物を持ち込んで、みなさん談笑しあっていました。 私は一人で入りに行ったのですが、休んでいると、岩見沢で知らない人はいないという、 そっち筋の面白いおじさんが声かけてきて、たのしく時間を過ごしました。 「20年以上この温泉通ってるけど、あんたみたいな若いの来てるの一度も見たことないわ!」と、言ってました。 たしかに、若い女性は来なさそうな場所です。スリリングな浴室だしね(笑) 栗沢温泉は、地域の人達のコミュニケーションがとれる大切な場所でもありました。 小さな山奥で湧き続ける鉱泉。ポリタンクをいくつも持ってきて、買いに来る人もいるそうです。 施設の良さだけが、温泉の良さとは限りません。 泉質がよく、温泉のあたたかさだけではない、ぬくもりを感じれて 人との繋がりが持てる場所は本当に貴重で良いと感じます。 ずっと見守ってきた大黒様も、引き取り手が決まったそうです おかみさんと少しだけお話しました。笑顔の素敵な、かわいいおかみさんです。 ここで飼われている、看板猫のチョンコと一緒に。 チョンは昔はもっと茶色かったのに、どんどん【肌色】になってきたとか。温泉のせいかな。 おかみさんの肌も色艶よくてピカピカしてました。 チョンコ、なにを見ているの? 待っていても もう お客さんはこないよ。。 さよなら チョンコ 待合室には写真が飾ってありました 開業当時の栗沢温泉の写真でした。 開湯から100年、美流渡や万字地区の炭鉱が全盛期だった頃、沢山の労働者で賑わい、労を癒し続けていた栗沢温泉は 2011年2月1日 53年の歴史に幕を閉じました。 ほんとうにありがとう栗沢温泉。おつかれさまでした。 撮影2011年1月 camera:Nikon F3 (浴室とチョンコのみFinePix F200EXR) Top▲ |
by benyanco-ltd
| 2012-04-07 00:14
| 空知
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